花粉&布団争奪戦
いつの頃からか春先は目がかゆく鼻水がズルッと、いわゆる花粉症というやつ。
できるだけ外気に触れたくないのだが、奴は許してくれない。
散歩から帰っても窓開けろだ外に出せだ、こっちのことも気にもかけず。
花粉のない北海道への脱出を夢見る今日この頃。
そして、リビア情勢に負けず劣らず激烈さを増しているのがふとん争奪戦。
以前にも触れたが我が家はみんながコタツで雑魚寝。
このところの丸犬は元々がぴろにのしかかるように寝ていたのが自分へ矛先を変更し、
だいたい深夜2時頃になると膝の上にドンと乗ってくる。
苦しくて体をかわすとそのままごろ寝ブトンの中央を占拠され、
掛け布団替わりの寝袋も奪われ寒い窮屈な姿勢で朝を迎えることとなる。
蹴り出しても良いのだが、真夜中に完全に目を覚まされ「散歩、散歩」と要求をされても困るので泣き寝入り状態。
その対策としてニトリで購入してきたのが子供用敷き布団とカバー、フリースのブランケット。
布団が子供用なのはかさばらないため、ブランケットは寝袋を奪われた場合の補助。
正規の寝具を使わないのは、丸洗いできるか汚しても惜しくないというのが条件のため。
「ごろ寝ブトンはくれてやる、こっちには来んなよ!!」」
願いも虚しくこの有様。
丸犬の悪行を記録するため、監視カメラを設置。
インターバルタイマーで23:00から10分おきに撮影
その結末はいかに→。
震災の記憶
東北地方の地震発生から1週間過ぎ、被災地以外は平常を取り戻しつつある今日この頃。
現在いる福岡は全く影響がなく、震災のことも遠い異国の出来事のような落ち着きぶり。
かくいう自分は兵庫県明石市の出身、阪神大震災の震源は明石海峡大橋の支柱付近といわれている。
実家から徒歩5分の大蔵海岸
だが、明石の被害はさほどでもなく、倒壊した家屋というのも殆ど目にしなかった。
震災当日、ドーンという衝撃と共に激しく揺さぶられ枕元の本棚から本が体の上へバサバサ落ちてきた。
揺れが収まり、夜明け前だったこともあり何がなんやらわからないまま、
寒いし暗いのでもう少し寝ようとしていたら、妹が「大丈夫」と部屋に飛び込んできた。
すでに家の前の空き地では、近所の人が集まって騒ぎ出している。
道路はひび割れ、ブロック塀が崩れ、あちこちで水道管が破裂し、ガス臭かった。
TVでは大きな地震があったことと、交通機関が寸断されていることなどを伝えている。
その時思ったのは「これでしばらく会社行かんでいいわ」だった。
当時の勤務地は神戸市灘区、被災地の真っ只中。
電気水道ガスはアウト、電話も満足につながらなかった。
それから数日は家の周りの片付けをしながら、テレビが伝える惨状を眺めるだけだった。
1週間ほどして会社から電話が、「何とかして営業所まで来てくれ」
公共交通機関は断絶、阪神高速は倒壊し無論通行止め、車で行ける状況ではない。
やむなくとった手段は自転車、距離は片道30数キロで2時間以上かかった。
その道中で、被災地の現状を目の当たりにすることとなる。
垂水を過ぎ須磨あたりまでは比較的まともだが、長田に入るとゴムの燃えたような匂いがただよっている。
ケミカルシューズの工場が多く、大規模な火災が起きたあたりだ。
三宮の駅前はビルが多数倒壊してゴーストタウンの様になっていた。
ようやく着いた営業所の周りは近くの団地や学校が焼け焦げている、
営業所本体は元々がオンボロの鉄骨造なので目立った損傷はなかった。
でも来たのはいいけど、こんな状況でとりあえず何するの?
まずは、偵察に行ってこいと。
こんな状況で商売してるのがバレルと反感を買うかもと、営業車は会社のロゴマークを隠し私服で出発。
自分の担当エリアは芦屋と西宮なのだが、とりあえずは近場から2人一組で回ることに。
道はどこが通れるかわからず、倒壊した家屋に塞がれていたりで一人ではとても無理。
情報が集まるにつれ、出来る範囲から通常モードの仕事がスタート。
通勤の足は最初こそ自転車だったが、往復4時間では続くわけもなく原付を購入、JR復旧の夏までこれが足に。
真冬のバイク通勤はセーターの上に風を通さないようにフライトジャケットを2枚重ね、マフラーにスキー用手袋でも寒い。辛いのはガスが復旧していないため風呂に入れなかったこと、家に着くと凍える体を亀のようにコタツに入って温めた。
道路の陥没に前輪を落としジャックナイフなったり、前を走っていたダンプが解体家屋の畳を目の前に落としたりとか恐ろしい思いも何度かした。
明石から西宮まで被災地域の大半を毎日見て回って感じたのは、住むところを選ぶのが大事ということ。
被害が多いのは住居が密集しているところ元々の地盤が弱いところで、山手の高級住宅地は被害が軽微。
埋立地などは液状化で、ここは砂漠かと思うような悲惨なことになっていた。
地震対策がいい加減、手抜き工事、地盤が悪いところの建造物が壊れるべくして壊れたのだ。
これから、どこに終の棲家を構えるかを慎重に考えていきたい。
この安やかな寝顔を守らねば。
って、いびきうるさい。
震災は天災、原発は人災。
政府首脳と東電上層部は切腹しろ。
震災の足はこれ、燃費が良くメンテフリー大径タイヤで悪路にも強し、一家に一台。
アウトドア雑誌
なにやら「山ガール」なるものが流行っているらしい、世はアウトドアブーム?
自分の二十代頃のイメージでは、山に登る女の子は小柄でコロコロの谷亮子(柔じゃなく俵ちゃんとか畳ちゃんにすべき、マンガの柔ちゃんはかわいい)みたいなのが多かった。
少し前のイメージでは、山ギャルは若手でもみそってる(三十路)、といったところか。
女子(女子会とかのやつ)の範囲は多少は大目にみてもいいが、ガールって「少女(少なくとも未成年)」って意味だろう。
まあ中高年(ジジババ)が、山にあふれるよりはよほどいいから好きにやって。
そんなこんなでブームをあて込んで、聞くところではアウトドア関連の雑誌が十数誌創刊されたらしい。
とりあえずだいたいのものは買うか、立ち読みはしている。
創刊は少し前だが、月刊化した「PEAKS」、定期購読。
廃刊かと思うと忘れた頃に出る「TRAMPIN’」、いちおう定期購読。
「女子」向け?、の「Hütte(ヒュッテ)」、さすがにモロ女子向けの「ランドネ」は、買ったこと無い。
「ヤマケイJOY」がモデルチェンジの「ワンダーフォーゲル」(笑)、とりあえず買ってみた。
あと定期購読しているのが、老舗の「BE-PAL」。
小学館パルシリーズの生き残り。(昔はテレパルだのレコパルだのいろいろあった)
高校の時から中断もあるものの購読している。
当時は斬新な内容だったと思うが、現在の内容はグダグダで広告とタイアップ記事が大半。
野田知佑とシェルパ斉藤の連載はマンネリの極み、とっとと切るべき。
もう、買うのやめようかと思っている。
こいつらは「BE-PAL」の派生品、多分続刊なし。
フリーペーパーの「フィールドライフ」。(要送料)
ミニコミ誌の「野宿野郎」。
もう続刊は出ないのか!「海風」。
復刊して欲しい「Outdoor Equipment」、
そして「探検倶楽部」。
「Outdoor Equipment」は文化系(モノ紹介と読物)、「探検倶楽部」は体育系(実践系)の双璧。
どちらも根強いファンが多く、「探検倶楽部」の手前の白いのは何故か山と渓谷社から復刊されたもの。
この2誌は「Outdoor Equipment」スタッフが創刊したのだが...
「SOLA」
「Camp Style」
いずれもあえなく廃刊。
これはヤマケイ(山と渓谷社)の異端児「Outdoor」(廃刊)。
今週、本当は四万十へキャンプへ行くつもりだったが、震災と天気のせいで中止。
ゴロゴロして雑誌たちを眺めていると物欲が刺激されるわけで、KEENのJasperお買い上げ。
春からの丸犬散歩での活躍を期待。
冬の間、頑張ったNikeのACG、お疲れ。
九州新幹線
東北が震災で揺れに揺れた翌日、ひっそりと開通した九州新幹線鹿児島ルート(博多 - 鹿児島中央)。
いろいろ予定されていた開通イベントは、ほぼ全てがキャンセル。
九州以外の地域の人はほとんど関心がないと思われるが、地元の盛り上げ方は異常だった。
先立って開業した博多新駅ビルも含め、TVのローカル番組ではこのネタばっかり。
開通したところで、用もないのに鹿児島に行くことないと思うけど。
大阪からも直通になるけどN700系のペラペラシートで4時間半、ケツ痛ぁ。
熊本でも、鹿児島でも言えることだが、それだけ新幹線に乗って到着してそこからどうする?
駅前で用が済めばいいけど、地方都市では車じゃないとどこにもいけない、レンタカー借りる?
それなら飛行機のほうが速いし楽じゃないかい?
福岡の人なら車で熊本まで2時間かからない、鹿児島でも4時間くらい。
レンタカー借りるなら、最初から車で行くんじゃない?
こんなの最初から分かりきったことだが、現在の乗車率は30%台らしい。
震災で人の出足が鈍いせいにしているけど、そのうち4両編成になるんじゃないかな。
少し東へ
東へと行っても東北へボランティアに行くわけでもなく、ブログで親しくなった人たちとのミーティングで関西へ。
実家もあるのにそっちは顔を出すだけで、なんと初対面の方に泊めていただいた。
目印のお手製の門扉、
元パン職人で樵で今は看板屋という謎の経歴のご主人。
おみやげに木炭までいただきありがとうございました。
作業小屋を見せていただいたが、最近は看板屋と言っても大半がPCから印刷して貼付けなのだそうで、
あまり物欲を刺激されるような萌える工具がなかった。
でも外の物置にはチェーンソーが数台、今度目立て教えてくださいね。
ご一緒したロッタ家、Spa家、他の皆さん、自分はセルフビルドで家を建てようと思っています。
場所も時期も未定ですが、棟上げの時はぜひ遊び(手伝い)に来て下さい。
お待ちしております。
今回いろいろ他の黒ラブを見、ぴろとも話し合った結果、「まるっち最近デブってる」という結論に。
おやつが多すぎなのを反省し、帰ってからダイエット計画を実施することに。
帰りに寄り道した秋芳洞。
おまけ:最近「ポポポポーン」がまわっている我が家。
これはアウトドアライターが自宅を建てたときの話を本にしたもの。
読み物としてはまあまあ面白く読めるのだが、
セルフビルドといいつつ、知り合いの大工経験者とボランティアメンバーが大半作ったようだ。
これで自分で建てたといえるのか、この作者の書いた物全般にいえるが、自分(身内)に甘く他人に厳しい。
本気でやる方には、こちらの本のほうが参考になります。