ウンコ大作戦
昨日の夜から本格的に荒れだし、ただいま暴風雪のまっただ中。
そんな時に困るのが丸犬のトイレ。
深夜に一度起こされ外に出した時は、軒下を出ることかなわず、
薪に立てかけていたスコップめがけ、ジョンジョロリン。
朝、ぴろが外に出すものの何もせず、自分がネット付近まで除雪して、ようやくジョンジョロリン。
問題はウンコだが、どうしたもんか。
昼、ずっとおとなしかった丸犬が起動、きた!
クルマも走っていないだろうし、偵察がてら道まで出てみるかと、
朝の除雪跡を、再度掘り起こす。
ネットから先は、踏み固めながら前進。
道路際に差し掛かった頃、
家の方を振り返るとこんな感じ、
風のせいで、2メートルはある衝立のような山が2つ出来ている。
その時風が強まり、
ホワイトアウト。
家の前で遭難しそうなので、一旦撤収。
外へ出るのは断念、庭の中にトイレスペースを設けることにした。
何を思ったか、丸犬。
自分が雪を掘っていた時、丸犬がするすると外へ、後を追うぴろ。
その時、こんな視界の悪い中、最悪のタイミングで除雪車が、危ない!
ぴろが着ていたオレンジのパーカか、それとも持っていた黄色いスコップが目立ったか、
こちらに気づいて停止、危機一髪だった、エマージェンシーカラーって大事。
レンズに雪がついてよくわからないが、ウンコ中。
ひやっとしたが、当初の目的は達成。
トイレスペースもこんなもんで、いいか。
次からは、こっちで頼むゾ。
玄関側はネットが役に立たなくなってきたので、脚立バリケードで塞ぐ。
明日も終日こんな感じなのだろうか、ヤレヤレ。
家が雪洞
相変わらず外は大荒れ、しかし意外に静穏な室内、それもそのはず。
南側の窓、
こちらは東側、ほぼ雪に埋もれてしまった。
朝、外へ偵察に出撃。
玄関前にスノーモンスター、行く手を阻む。
入り口脇の除雪7つ道具で、血路を開く。
ゲート前までルート工作、
「丸犬のためなら、えーんやこーらー、ウンコのためなら、えーんやこーらー」。
道路方面、
家の西側、
東側、
FF式ストーブ給排気管埋没、煙突跡に設置しているので地上2メートルはあるはずだが...
薪ストーブばかりで使用していないので問題ないが、一般の家はどうなっているんだろう。
雪に埋もれているおかげで意外に静か、冷え込みもない雪洞状態。
裏の状態も確認したいので、2階に上がり凍って開かない窓をドライヤーで解氷。
西側、
東側。
写真では伝わらないが、頭がクラクラしてくる状況、この雪はいつ消えるのだろうか。
もっと光を
昨日のお昼ごろの光景、
デッキ屋根のおかげで雪に埋もれるのを免れ、光が入る掃き出し窓に対し暗黒の左半分。
穴ぐら生活もよく眠れて悪くはないが、やはり光が欲しい。
脚立を足場によじ登り、
少しずつ、窓を掘り起こす。
まあ、こんなもんでいいか。
おーっ、明るくなった。
それでも、保護色の丸犬はよく見えない。
おまけ:
うちの正面入口側
ぴろの身長より高い雪の壁。
道路側だけこうなったのではなく、向こう側も中身ぎっしり。
よくある除雪車のイタズラではなく、
この高さの吹き溜まりの山が道路まで伸び、除雪車が削り取っていったのでした。
ど~するべ~。
排雪は大切
真っ白な景色は見飽きたかと思われるが、まだまだ続く除雪ネタ。
機械力の助けも得たが、これは序の口、結局のところは人力勝負。
戦闘開始!
ファッションは足元からだが、除雪は上から。
こんなふうに、
上の方の雪からどかどか落とす。
すると当然、落ちた雪で足の踏み場もなくなるので、排雪。
そこで、デッキに置いていたはずのソリを探すが、無い。
まさか、風で飛んだ?
でも、そんなはずは、と探す。
ホウキの柄をゾンデ棒がわりに、雪に突き刺し探る。
ゾンデ棒とは、雪崩などで埋まった人を探すための棒、こんなの。
よくわからない、やはり吹き飛ばされたのか!
とりあえず、置いてあったはずの場所を掘り返す。
あった!!
想像していたよりはるかに深く埋まっており、その上に乗っていたため気づかなかった。
発掘されり~。
これで終わりでなく、排雪の開始。
ソリでの捨場がだんだん圧迫されてきたのでケトラ号の出番。
積み込んで移動、
その先はうちの敷地の取付道路、先日やはり機械力で除雪済み。
ここは使用していない空きスペースなので、排雪場所として活用。
3ヶ所ある取付道路のうち正面側だけが埋まったまま、風が収まらないとまた埋まるのでしばらく放置。
この近辺の雪を、全て集めたかのような吹き溜まり状態の我が家。
近所の人にも「スゴイことになってるねぇ」と、感心(?)されている。
うちの前を行くロータリー除雪車、除雪と排雪が一気に完了する、なんという無力感。
でも、体力勝負で頑張るぞ、田舎暮らしは体が資本だ。
異常気象か?
毎週毎週の吹雪、困ったもんだ。
今週はどうにか免れそうだが、1月に2回も雨が降るし、これはおかしい異常だという人が多い。
でも、火の玉や氷山が降ってきたならいざしらず、冬に吹雪は当たり前。
いつも氷点下なわけはなく、気温がプラスになることもあるんだから、雨だって降るだろう。
人間のたかだか数十年数百年の統計の中だけで、異常とはいいすぎだ。
この程度の気候変動は誤差の範疇にも入らない、氷河期だった頃もあるのだから。
地球が温暖化していることにしておきたいので、ことさら異常気象がと騒ぎたてるのではないだろうか。
困る人もいるだろうが、冷夏で暖冬のほうが、快適でエコだ。
おまけ:
この吹雪の引きこもりのおかげで、溜まりに溜まった積みDVD。
ロケみつヨーロッパ編全18巻(うち見ていない13本)を消化。
1本が3時間近くあるので、合計で40時間弱、吹雪様様だ。
でも、折り返し(おまけの副音声)は、まだ始まったばかり。
あと3回は吹雪に来てもらわねば。